Webデザイナーという仕事に興味がある方も多いと思います。
しかし、興味はあるけど、人気も高そうですし、自分がWebデザイナーとしてやっていけるかどうか不安な方も多いと思います。
そこでWerbデザイナーに向いている人の性格や特徵、キャリア思考などについて解説したいと思います。
Webデザイナーに向いている人の性格の12の特徵
Webデザイナーに向いている人の性格や考え方としては以下のよう特徵が挙げられます。
- デザイン全般や流行に興味がある
- 左脳より右脳で考える人
- 学習意欲が高い人
- コーディング作業が苦にならない人
- クライアントの主観にも耐えらる人
- 提案ができる人
- 長時間労働に耐えられる人
- 最低でも数年は低賃金でも働ける人
- 細部まで追求できる人
- 作業の効率化ができる人
- セールスやマーケティングにも興味がある人
- 手に職をつけて結婚後も仕事をしたい女性
デザイン全般や流行に興味がある
Webデザイナーに向いている方はWebデザインだけでなく、商業アートやファインアート全般に興味があり、デザインだけでなく、新しいWebサービスやテクノロジーなどのトレンドにも敏感な好奇心の強い方に向いています。
「この雑誌の配色はオシャレだと思うけど、なぜオシャレに感じるんだろう?」
「このWebデザインって最近よく見かけるけど、なんて名称なのかな?」
「このWebサービスって最近SNSで話題になってるけど、なんで人気なんだろう」
などデザイン全般や新しいトレンドの情報に好奇心を持ってアンテナを張れる方が向いています。
左脳より右脳で考える人
プログラマは数学や物理など正解がある分野が得意で、左脳派の方に向いています。Webデザイナーは正解はなく、自分の直感やセンスなどで正解がないものを追求するので右脳で考えるタイプに向いています。
学生時代に美術や音楽などの科目が好きだった人にはWebデザイナーは向いている傾向があります。Webデザイナーにもある程度論理的に考えるスキルは必要ですが、もし理系科目の方が圧倒的に得意という方はWebデザイナーよりフロントエンドエンジニアやサーバサイドエンジニアなどのWebデザインを動かしたり、Webデザインの後ろ側で情報の受け渡しをするようなプログラマの仕事の方が向いているかもしれません。
フロントエンドエンジニアもサーバサイドエンジニアもWebデザイナーと同じくWeb制作会社で募集されているWeb系専門職です。
学習意欲が高い人
Webデザイナーは会社に就職して、手とり足取り誰かが仕事を押してくれる訳ではなく、自分1人で学びながら仕事をこなしていく必要があります。実装したいことを自分で調べて解決できるような主体的な学習が求められます。
また、基本的にWebの知識は移り変わりが激しいので、Webデザイナーとして活動する以上は一生技術を学び続けなければなりません。一度学んだ方法で長くご飯を食べていきたいという人よりも、新しい技術を学んでいくような学習意欲が高い方が求められます。
とはいっても、Webエンジニアと比べるとWebデザイナーの方が、まだ技術的の流行り廃りは緩やかな傾向があります。
コーディング作業が苦にならない人
WebデザイナーのHTML・CSSといったコーディングはプログラマに比べて地味です。プログラミングはコンピュータに効率よく計算させたりなど、色々と考えることがあるので、パズルのような面白さがあります。
時間がたつのも忘れてしまうほどハマる方もいますが、HTMLやCSSといったWebデザイナーの使うマークアップ言語は基本的に構造や装飾などを指定していくだけなので、あまり楽しくなく単調で地味な作業です。
華やかなイメージとは裏腹に、Webデザイナーの仕事の9割は地味で単調な仕事と言われますが、そういった地味な仕事でも情熱を持って続けていくことができる方が向いています。
自分のコーディングで会社のサービスを劇的に変えてみたいといった野心の強い方はWebデザイナーよりもエンジニアの方がいいかもしれません。
クライアントの主観にも耐えらる人
Webデザインはプログラミングと違って、主観が入りやすい分野です。もしWebディレクターやクライアントが「ボタンの色を赤から青にして〜」と言われたら、青に変更しなければなりません。
エンジニアだと、「表示速度的にはこのコーディングの方が○%速いです」みたいに数字で自分の正しさを証明することができますが、Webデザインの場合には、上司やお客さんの主観に左右され、それによって修正作業も発生するので、理不尽な作業にも耐えられるような性格の方が向いています。
提案ができる人
基本的にWebデザイナーはクライアントやWebディレクターの要望に答えることが先決ですが、論理的に自分のデザインを説明したりするスキルも必要です。
「ボタンが赤色の方が見出しの色と区別しやすい」
「○○を採用したクライアントの方が結果が出ている」
「○○大学の論文によれば、○○の方が購買意欲が高いと証明されています」
最終的な判断はWebデザイナーではないかもしれませんが、自分のデザインに理由を加えて説明したり提案するスキルがあると、論理的に考えることができるWebデザイナーとして重宝されます。
長時間労働に耐えられる人
Webデザイナーも他のクリエイター職と同じく長時間労働が普通で毎日終電帰りという職場も珍しくありません。デスクや椅子、パソコンはしっかりした環境を用意してくれている職場が多いですが、それでも長時間のデスクワークで腰などが痛くなりますし、人によっては近視も進んでしまいます。
自分の体があまりデスクワーク向きではないと思うのであれば、Webデザイナーは肉体的に向いていないのかもしれません。
休日も新しいスキル習得のために時間が必要になりますし、恋愛や友達との遊びなどプライベートを充実させたい方にWebデザイナーは向いていません。
最低でも数年は低賃金でも働ける人
残念ながらWeb系専門職の中でもWebデザイナーは給与が低いです。地方だと初年度は月収20万円以下というケースもあります。残業代も出ない会社が多いです。
実力がつけば、月収30〜50万円、派遣でも時給3,000円を狙える職業なので、最初の1〜2年は修行と思って給与的に割り切る必要があります。
Webデザイナーは起業したりフリーランスにもなりやすいですし、大手企業への転職も可能です。初期の給与の低さは、後々挽回してくことは十分可能ですが、スキル・実績が低いうちは我慢する必要があります。
細部まで追求できる人
Webデザインは地味な仕事ですが、同時にデザイン業は細部にもこだわりをもたなければならない仕事です。
「1pxだけサイズを小さくする」「色を少しだけ変更する」「アニメーションのスピードを0.1秒だけ速くする」といった細かな部分にも真剣に取り組んでいける緻密な性格が求められます。
作業の効率化ができる人
細部にこだわると、ついつい仕事に時間がかかりすぎてしまいます。以前つくったコーディングをテンプレ化しておいたり、Sassなどをマスターしてテキストエディタでのコーディングの速度を高めたりするなど、仕事に対する効率化をしていくことも求められます。
セールスやマーケティングにも興味がある人
WebデザイナーはもはやWebデザインだけでは生き残ることができず、他にもフロントサイドやサーバサイドのプログラミングやWebマーケティングといった分野のスキルも求められるようになってきました。
特にWebマーケティングは売れるホームページを作成するために重要なスキルなので、必須スキルといっても過言ではありません。セールスライティングや心理学などモノを売るスキルも身に着けていく必要があります。
手に職をつけて結婚後も仕事をしたい女性
Webデザイナーは専門職なので、ある程度営業力があれば食いっぱぐれしません。無形商材なので、自分のスキルとパソコンだけで稼ぐことができますし、自宅から一歩も出ずに案件獲得からWebサイトの制作、納品まで全てを完結させることもできてしまいます。
こういった特徵から、特に女性がスクールで勉強しただけでWebデザイナーとして、いきなり独立できてしまうのがWebデザイナーという仕事の面白いところです。
出産や育児などで仕事を離れてしまったけど、また社会復帰したい場合に、総合職・一般職などのOLは難しいです。しかしWebデザイナーであれば、技術職なので、比較的転職しやすいですし、自宅で家事の合間に業務委託として仕事をこなしていくことも可能です。
定年もないので、手に職を付けて、仕事をしたい女性の方にはおすすめとなっています。
まとめ
Webデザイナーはイメージよりも地味な仕事です。学習意欲も高いですし、最近はマーケティングやプログラミングなどについての知識も必要になってきました。
しかしパソコン1台あればできる仕事ですし、一度スキルが身につけば一生食いっぱぐれすることもありませんし、給与的にも美味しい仕事です。
Web系専門職の中では、勤務経験なしでいきなり独立しやすい仕事ですが、もしWeb制作会社・ホームページ制作会社で働きながら、実績を身に着けたい方は年齢が若いうちに、なるべく早く行動を移すことをオススメします。