リゾバに興味のある方も多いと思いますが、ネットで調べてみると「キツい」「やめておけ」など様々なネガティブな意見が出てくると思います。
確かにリゾートバイトは楽しい部分だけでなく、大変な部分もあり、人によっては、あまり良い思い出にならないこともあります。
そこで、なぜリゾバは「きついからやめておけ」と言われているのか、その理由を解説したと思います。
リゾートバイトはきついからやめとけと言われる22の理由
リゾートバイトがキツいからやめておけと言われる理由としては以下のようなことが挙げられます。
重労働で体力的にキツい
リゾバで特にやめておいた方がいいと言われる理由の1つが、「重労働すぎて体力的にキツい」ことです。
リゾバではどの求人広告も「楽しそうな写真」で埋め尽くされています。しかし、基本的に住み込み系のバイトはセカセカ働く仕事が多いです。本当に楽しくてラクな仕事ばかりなら、地元の方が大勢応募するので、わざわざ高い交通費をかけて、遠方から募集する必要はありません。
自動車工場の期間工のような鬼激務ではありませんが、居酒屋バイトレベルの忙しさぐらいは覚悟しておく必要があります。
さらに___
どうせリゾバスタッフなんて数ヶ月で辞めるだろう!?
と、意図的にリゾバスタッフにはオーバーワークを課しているマネージャーもいたり、ブラックな労働環境が常態化している場所もリゾバスタッフからのクレームとして報告されていたりします。
残業が多いからキツい
リゾートバイトは残業がある場所も多いです。バイトという名前がついていますが、本来はリゾバ紹介会社から紹介してもらって勤務する、派遣スタッフになるので、残業を行うことも多いです。
もちろん残業した分は給料に反映されますが、貯金よりも体験を重視している方は、コーディネーターさんに伝えてミスマッチがおこらないような職場を紹介してもらわなければなりません。
休みが少ない
年末年始・ゴールデンウィーク・お盆休みの時期にリゾバに参加した方からの不満が多いのが、休みがなく、出勤スケジュールがキツいという声です。
1〜2週間程度、観光もかねてリゾバに参加する方も多いですが、会社員の方たちが旅行に行くシーズンは繁忙期になるので、シフトが入りまくりで、ほとんど休日がないという状況になってしまうことも少なくありません。
観光ついでに短期(1ヶ月以内のリゾバ)で参加するなら年滅年始・GW・お盆は避けた方が無難です。
異性との出会いなんてない
リゾートバイトに参加する方の多くが期待しているのが異性との出会いです。リゾバには恋愛に発展しやすい要素が多いのは事実ですが、普段からモテない方がリゾートバイトに参加したからといってモテることはありません。
確かに飲み会なども多く、普段モテない方でもノリで恋愛に発展するようなチャンスがあるのも確かですが、他のリゾバ仲間にも大きく影響されるので、あまり過度に出会いだけを目的にリゾートバイトに参加すると、「出会いが少ない場所」「他のリゾバスタッフと年齢が離れている勤務地」にアサインされた場合には、時間を消耗している気分になってしまいます。
着物を着て働くのが面倒
旅館の女性専門の接客業である中居さん。メリットとしては着物を着て働けるのがあります。しかし、着物を着て働くことの感動体験は最初の1〜2週間程度で、あとは「着物を着る時間がダルい」「重くて動きにくい」といった大変なことの方が多くなってきます。
また中居はすべてのリゾバ職種の中でも特に覚えることが多いです。コンビニのようなマルチタスクが求められるバイトを肌に合わないと感じたことがある方は、中居は避けた方が無難かもしれません。
ただし、中居はすべてのリゾバ職種の中でも特に時給が優遇されている職種でもあります。
たすき掛け勤務がキツい
リゾートバイトの中でも旅館は勤務体験が特殊です。たすき掛け勤務と呼ばれる、朝のお見送りと夕方のお出迎えの間の昼に数時間の勤務時間外があります。
たすき掛け勤務では1日に2回出勤することになり、休んでいる感覚を感じられずに、疲れがとれにくいです。
実際「リゾートバイト きつい」で検索している方の多くが旅館でバイトしている方です。もし不規則な勤務体系が自分に合わないと思うなら、ホテルや他のレジャー施設を選びましょう。娯楽系の方が宿泊系よりもラクです。
朝起きがダルい
リゾートバイトは朝早く5時とかに出勤する必要があるので、朝起きが苦手な人は体がダルくてキツいと感じます。
一部ナイトフロントといった仕事も存在しますが、基本的にリゾートバイトは早朝から夕方まで働くことが多く、朝が弱い人にとっては、朝起きがツラいと思います。
寒い/暑い
スキー場は当然寒いですし、夏場の旅館は着物のままお出迎え・お見送りのために外出しなければなりません。遊園地も炎天下の中では体力的にかなりキツいです。
急激な寒さや暑さが苦手な方にとっては、夏場の暑い場所や冬場のゲレンデは体力を消耗しやすく、体調を崩してしまう方も多いです。
貯金ができない
リゾバは貯金ができるのがメリットの1つですが、必ず貯金しやすい環境でもなく、労働の大変さの割に貯金できない環境もあります。もし閑散期であればシフトを減らされて、週5日勤務できない場所もあり、割に合いません。
また、沖縄・北海道など人気のエリアは賃金の相場が低く、時給千円以下の案件も少なくありません。
さらに、楽しいイメージのある場所は飲み会なども多いので、貯金目的で沖縄・北海道などのレジャー系のリゾバに参加すると全く貯金ができずに、時間だけ浪費してしまうということも起こってしまいます。
寮がボロい
リゾートバイトで不満の多いポイントの1つが寮です。残念ながら、多くのリゾート施設ではリゾバスタッフの住環境をあまり整備してくれていません。
洗濯機や冷蔵庫、エアコンが壊れていたり、部屋に隙間風が入ってきていたり、虫(ゴキブリなど)が住み着いていたり、様々な問題を抱えています。
普通のワンルームマンションをイメージしていると、昭和な感じのレトロなアパートに住むことになり、それだけでも精神的にキツいと感じる方もいます。
寮からホテルまでの通勤が面倒
気温差が激しかったり、朝早く出勤しなければならない勤務地も多いですが、リゾバスタッフの寮が勤務地から遠い場所もあり、10分以上歩かなければならないケースもあります。
不運にもそのような利便性の悪い寮に入寮してしまったら、出勤するだけでも体力を削られてしまうので、割に合わないと感じるかもしれません。
集団生活がキツい
リゾバは個人寮の場合もありますが、相部屋の場所も多いです。相部屋となるとプライベートな空間はありません。それぞれ就寝おタイミングも違いますし、イビキとかで寝れなくなります。私物が盗まれたり、勝手に日用品を使われたり、金品トラブルも発生しやすいです。
何より性格が合わない人と同じ部屋になってしまうと、お互いギスギスして精神的に疲弊してしまいます。18〜22歳ぐらいの大学生ぐらいの年齢であれば、ドミトリーはパーティーしやすいといったメリットもありますが、年齢もバラバラの場所が多いですし、なるべく個室寮が割り当てられている求人に応募することをオススメします。
食事がまずい
食費無料の求人も多いですが、まかないの食事はメチャクチャ豪華な勤務地もありますが、質の悪い揚げ物弁当みたいな場所もあり差が激しいです。
また1日2食だったはずが、1食しか提供してもらえないといった不満もよく耳にします。特に評判が悪いのはスキー場などのレジャー施設です。
必ずしもスキー場バイトだから料理がまずい、料理旅館だからご飯が豪華という訳でもありませんが、ご飯目的なら料理旅館などを狙っていきましょう。
スキーのリフト券が無料じゃない
スキー場のバイトでよく勘違いしがちなので、リゾバスタッフは無料でリフトを使えることです。確かにリゾバスタッフに無料リフト券やスノーボードの無料レンタルなどの特典を用意している勤務地も多いですが、数割程度の割引だけで、残りは自腹という場所も少なくありません。たとえ、無料だったとしても、時間帯を制限されていて、あまり利用することができないゲレンデもあります。
遊園地などでも同じく、園内の散策は無料でも、アトラクションは有料というケースが多いです。
リゾートバイトの楽しみの1つはレジャー施設の利用特典ですが、どこまで無料なのかは、施設によってかなり差があるので、事前に注意して確認しておくべきポイントの1つです。
遊ぶ場所がない
リゾートバイト先は辺境の地が多く、車がないとどこにも遊びにいくことができません。バスなどのインフラも整備されているとは言い難く、文字通り陸の孤島状態です。リゾバ施設内や周辺の観光地以外で遊ぶ場所が少ない勤務地もあります。
日用品を購入する場所も少なく、あっても田舎は物価が割高なので、普段以上に生活費の出費が増えたりする場合もあります。
寮の管理が厳しい
リゾートバイトで多い不満が寮のルールが厳しすぎることです。たとえば「異性を寮に入れるのは一切禁止」「火を使う調理器具の使用は一切不可」といったものがあります。リゾバでの楽しみは同棲・異性関係なく大人数で集まっての飲み会・ご飯会ですが、色々禁止項目が多いと、プライベートが充実しにくいです。場所によっては、ルール違反して飲み会を開催しているような場所もありますが、その場合には、規約違反で退去処分になるリスクがゼロではないことだけは念頭にいれておく必要があります。
異性を交えた飲み会は大量のルール違反者で出るので、全員を契約違反としてクビにすることは物理上無理ですね。赤信号みんなで渡れば怖くないです。
正社員からパワハラを受けやすい
リゾバスタッフは立場が弱く、正社員や地元の契約社員・パートさんよりも立場が弱いことが多く、色々と嫌がらせをされたり、嫌味を言われたりすることもあります。特に旅館のベテランの中居さんはプライドを持って働いている方が多く、全く未経験のリゾバスタッフが観光気分で働きにきているのを快く思ってないお局の方もいらっしゃいます。
また調理スタッフも同じく職人気質な方が多く、理不尽に叱られたりすることがあり、性格がキツい正社員の方もいます。
どちらにしてもパワハラのようなことで苦しんでいるのであれば、リゾートバイト紹介会社に相談することによって問題は解決することが多いです。
茶髪・髪の長さ・爪の長さなど身なりが厳しい
リゾートホテルは観光目的なので、ビジネスホテルやシティホテルほど、身なりに厳しくはないケースが多いですが、場所によっては髪の色や長さ、爪の長さなど、身なりにかなり厳しい勤務地もあります。
性格の悪いおっさんのリゾバスタッフがいる
リゾートバイトって20代の人ばかりが働いているイメージがありますが、30代以降の方も多く働いています。特に30代後半〜50代の男性は、リストラや就職氷河期が理由で派遣の仕事を転々としてきた方も多く、性格がひねくれてしまっている方もいます。
そういった、闇を抱えたおじさんと相部屋になってしまうと、色々と小言を言われやすく生活面でトラブルになりやすいです。せっかくの楽しいリゾバ生活も全く楽しくなくなるので、どういった世代が多く参加しているかなどは事前にコーディネーターさんにチェックしておいた方が懸命でしょう。
WiFiが弱い
リゾートバイト中でもスマホやパソコンでSNSやYouTube動画などを楽しみたい方も多いと思います。リゾバの寮でもWiFiが完備されている場所は多いですが、WiFiが遅すぎて、ネットを使った暇つぶしができない環境も多々あります。
インターネットを頻繁に使う方にとってリゾートバイトのような山の上や孤島エリアは向いていないので、都市部の方がいいかもしれません。
紹介された仕事内容と違う
リゾートバイトは派遣会社から紹介してもらって働くことが多いですが、中にはしっかりと仕事内容を把握していなかったり、情報が古いまま紹介しているリゾートバイト会社やコーディネーターさんもいます。
実際に働き始めてから、説明を受けていない仕事を渋々やるか、交通費を自腹を切って辞めるかの二択を迫られることになったりします。
連絡が遅い・無視される
リゾバ派遣会社のコーディネーターさんの中には、連絡を返信してくれなかったり、態度が悪いような担当者もいます。どうしても長期勤務希望者でリゾバスタッフの職歴としても付加価値のあるような人材を優先してしまい、リゾバ未経験者で役立つバイト経験もないような方で短期の場合には、積極的に紹介してくれなかったりするケースもあります。
また、勤務が始まったあと悩みを相談しても、スルーされたりなど、売上に結びつかないような仕事を、やりたがならい方もいます。
まとめ
- 重労働で体力的にキツい
- 残業が多いからキツい
- 休みが少ない
- 異性との出会いなんてない
- 着物を着て働くのが面倒
- たすき掛け勤務がキツい
- 朝起きがダルい
- 寒い/暑い
- 寮からホテルまでの通勤が面倒
- 貯金ができない
- 寮がボロい
- 集団生活がキツい
- 食事がまずい
- スキーのリフト券が無料じゃない
- 遊ぶ場所がない
- 寮の管理が厳しい
- 正社員からパワハラを受けやすい
- 茶髪・髪の長さ・爪の長さなど身なりが厳しい
- 性格の悪いおっさんのリゾバスタッフがいる
- WiFiが弱い
- 紹介された仕事内容と違う
- 連絡が遅い・無視される
リゾートバイトは楽しいイメージがありますが、基本的に住み込みのような逃げられない環境での仕事は、自分には向いていなかった際に、辞めにくいデメリットがありますし、労働環境も実際に働いてみるまでは、分かりづらいです。上で紹介したような部分で嫌な思いをして、「リゾートバイトは色々ときついからやめておけ」みたいなことを言う方も多いです。
しかし、リゾートバイトの中には多くの方が延長をするような、健全に運営されているホワイト企業も多く、信頼できるリゾバ求人サイトを利用すれば、そこまで怖い仕事ではありません。若いうちしかできませんし、もし興味があれば、一度話だけでも聞いてみて下さい。
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参考文献:はたらくどっとこむ満足度調査