カップルや友達同士でリゾートバイトに参加したいと思っている方も多いと思います。そこで気になるのが住居ですよね。もし個室がなくて相部屋になるなら、やっぱり全く知らない他人よりも友達や恋人と一緒の部屋で生活したいと思います。
特にカップル(異性)で一緒に生活できるのかどうか知りたい方が多いと思うので解説したいと思います。
リゾバでカップル(異性)での同棲は可能だが制限はある
まず同性の友達であれば、同じドミトリー(相部屋)でアレンジしてもらうことはほぼOKです。勤務地よって2〜8人程度とかなり差があるので、もし3人以上の友達で参加する場合には一緒にリゾバに参加する人数分のドミトリースペースがある勤務先を紹介してもらうと良いでしょう。
さて肝心のカップルで同じ部屋で住めるかどうかですが、結論を言えば住めます。以下4つのタイプにカップル寮は分けることができます。
| 種類 | 説明 |
| 家族寮 | 団地にあるような間取りの部屋で、子供がいても住めるぐらいの広さがあります。子供・赤ちゃん連れでリゾバする方は少ないので、もちろん独身の恋人カップルでも入寮することができます。 |
| 半個室寮 | バス・トイレ・洗面台は他のリゾバスタッフとの共有ですが、割と大きめのワンルーム部屋が割り当てられていて、カップルで生活することができるタイプです。 |
| リゾートマンション寮 | 沖縄などで多いタイプですが、リゾートマンションとして運営していた建物を、リゾバスタッフの寮として運営しているタイプです。もともとがリゾートマンションとして建物が建てられているので、部屋も広くて、景色もよく、設備も結構しっかりしています。 |
| 客室寮 | 最後は、ホテルや旅館の1室をそのまま住まわせてもらえる客室料タイプです。お客さんと遭遇しやすいので、少し面倒ですが、通勤時間も少ないですし、設備的にも最新のエアコン・テレビなどが完備されているので、この中で一番快適に過ごせてオススメなのが客室寮タイプのカップル寮です。 |
ということで一応カップルで住める寮も存在するのは確かです。しかし、全国的にみて、リゾバスタッフがカップルで同棲できるような部屋を用意してくれているケースは珍しいです。
理由は、カップル部屋はコストが高いからです。
リゾートバイトの住居の多くが3人以上のドミトリー(相部屋)で運営されているので1人あたりの住居負担費が少なくてすみます。運営側としても彼氏・彼女なしの1人身や同性だけで応募してもらった方が都合がいいです。
若い1人身なら、ちょっと住みにくいボロい部屋でも、他の仲間との共同生活での楽しい雰囲気や勢いで乗り切れますが、カップルとなると、過ごしやすい環境を求めるので、住居は平均的な1R(ワンルーム)マンションレベルが必要になります。
同棲での相部屋はメンテがいい加減でボロい場所もありますがカップル用の部屋はキレイじゃないといけないみたいな風潮があるので、採用側からすれば用意するのが面倒というので、あまり歓迎されていません。
また、大多数のリゾバ参加者は1人で応募していて、性別によって居住エリアが分けられているので、男女で住む変則的なカップル寮は管理が面倒というのもあります。
ワンルームマンションを借り上げたり、旅館やホテルの一部屋を差し出さなければなりません。コスパが悪いこともあって、全国的にカップル寮のある求人は少ない傾向にあります。
カップル寮があるのは「アットホームな小規模のリゾート施設」か「大量募集の巨大観光エリア」の一握りの求人だけです。
ちなみに、同室にこだわらないのであれば、カップルでもリゾバはいくらでも満喫できます。
しかし基本的に男性寮と女性寮は分けられていいるので部屋で一緒に過ごすのが難しい場所も多いです。男性寮と女性寮は分けられている場所は、異性の出入り禁止している勤務地も多いです。
リゾバスタッフの寮生活での規則は、勤務地によって制限が厳しい場所とそうではない場所があるので、「最低でも異性の入室制限がない」「制限ありでも管理人・社員が来ない(ルールを破ってもバレない)」といった状態であれば女性が男性寮に訪問するといったことは可能かもしれません。
このあたりは、リゾバ求人サイトのコーディネーターさんに寮の規則事情について質問した方が早いと思います。
リゾバでカップル(異性)で応募するメリット・デメリット
ということで、リゾバはカップルでも一応、一緒に住めることができます。しかし、求人探しのハードルや選択肢は上がります。それでもカップルでのリゾバはオススメです。恋人同士で応募するメリット・デメリットとしては以下のようなことがあります。
- お試しで同棲が体験できる
- 旅行気分で観光地を楽しめる
- 効率的に貯金ができる
- ワーホリ・語学留学帰国後すぐに住める
- 仕事場が同じだとケンカして別れてしまうリスクも…
お試しで同棲が体験できる
カップルでリゾートバイトをしている方の中には、結婚なども視野に入れている真剣交際カップルも多いです。まだ一緒に住んだことがないカップルにとって試験的に同棲が体験できるので、一緒に暮らしても大丈夫かどうかを、期間限定でテストできるメリットがあります。
お互いが1人暮らしをしていて、どちらかが部屋を解約すると、引っ越しも面倒なので、試しにプチ同棲を体験してみたいカップルにとってはリゾバのカップル寮はオススメです。
旅行気分で観光地を楽しめる
リゾートバイトの醍醐味は、住居・交通費無料で観光地での生活を満喫できることです。休日には、2人でレンタカーを借りて、周囲を遊びにいったり、スキー・スノボといったアクティビティや遊園地内を散策したりといった休日の過ごし方が楽しめます。
お金をもらいながら非現実体験ができるので、旅行代わりにリゾバにカップルで参加する方も多いです。
効率的に貯金ができる
リゾバのメリットは貯金がしやすいことですが、カップルの場合には、お互いに日曜品を共有できるので節約しやすいです。
また1人で参加したリゾバだと、ついつい誘われるがままに、飲み会に出て浪費してしまいがちですが、恋人同士なら、他の人たちも飲み会に無理やり呼んだりしませんし、自炊の機会も増えるので、経済的にも健康面でもしっかりした生活を送ることができます。
ワーホリ・語学留学帰国後すぐに住める
リゾバにカップル同士で応募する方で意外に多いのが、海外へのワーホリや語学留学先で恋人になり、日本に帰国するパターンです。お互い日本への社会復帰のために帰国して住居と仕事を見つけなければなりません。
リゾートバイトは仕事と住居を海外からでも簡単に手に入れられるので、多くの海外滞在からの帰国者に利用されています。恋人同士だと将来のこととか色々考えることがありますが、日本国内で働きながら冷静に将来について2人で考える時間があるので、海外から帰ってすぐに遠距離恋愛をする必要がないメリットがあります。
また逆に、これからワーホリや世界一周旅行に行くカップルが貯金する為にも、利用されることが多いです。
仕事場が同じだとケンカして別れてしまうリスクも…
カップルでのリゾートバイトには当然デメリットもあります。まず、職種・仕事場まで同じだと破局になる確率が高まってしまいます。
職場まで同じだと勤務時間外でもプライベート感がなく、いつまでたっても働いているような気分から抜け出せません。また仕事の面で揉めたり不満が出てくる場合もあり、そのまま険悪なムードなまま寮に戻ってしまうと、ケンカのような状態がずっと続きます。
本来は揉めなくてもいいような部分でお互いを嫌いになってしまったり、周囲からもからかわれたりするなど、色々と面倒ごとが多いです。それに同じ職種だと同時に休日を取れる確率が格段に下がるのもデメリットです。
仕事中はお互いに名字で呼び合ったり、よそよそしい態度を取らなければならないので、そこにもフラストレーションがたまるかもしれません。
シフトは合わせて休日を一緒に観光めぐりして過ごすのはオススメですが、働いている時まで同じ職場となると、あまり良い結末を迎えないので、特別な理由がない限り別々の職種・職場を希望しましょう。
カップルにおすすめのリゾートバイト求人サイト2選
基本的にリゾートバイトは職種・職場まで同じで1日中一緒という状態になってしまわないのであれば、メリットの方が多いので、ぜひカップルの方は観光地での住み込みバイトにチャレンジしてみてください。
ネックは求人数が少ないことですが、カップルにオススメのリゾートバイト求人サイトを2つほど紹介したいと思います。
1つ目はグッドマンサービスが運営するリゾートバイト.comです。このリゾバ専門求人サイトは「カップル歓迎」の求人を数多く取り揃えており、300件以上の求人がカップル歓迎で募集されています。全てがカップル寮が用意されている訳ではありませんが、恋人同士でも一緒に過ごしやすい環境を整えている勤務地が多いです。また「カップル同室OK」という文面がある勤務地に関してはカップル専用の1ルームマンションか旅館・ホテルの一部屋を貸してもらえます。実際カップルでリゾートバイトに参加したした方たちの間で、一番よく耳にする求人サイトがグッドマンサービスのリゾートバイト.comです。
グッドマンサービス以外で、もう1つカップルにオススメなリゾバ求人サイトが、DMMグループの運営するハッシャダイリゾートです。ここは完全クローズド(非公開案件)ですが、リゾートバイト.com並にカップル求人が豊富で、またコンシェルジュ型のリゾバ紹介会社なので、色々と条件の複雑な恋人同士のリゾバの応募ではハッシャダイリゾートのような完全非公開のリゾバ紹介会社に相談してもらった方が、満足度の高いリゾバ生活を送れる可能性が高まります。
