冬から初春にかけて人気の高いリゾートバイト先が「スキー場」です。冬休みや春休みとかぶるので、思い出作りやスノボ旅行も兼ねて学生の応募も多いですね。
「スキー場ってどんな仕事があるの?」
「スキー場でのリゾートバイトは大変?」
「リゾバ内恋愛は盛ん?」
など色々と疑問が湧いてくると思うので、スキー場でのリゾバの仕事内容や、評判のメリット・デメリット、スキー場バイトを探すのにおすすめの求人サイトについて解説したいと思います。
スキー場のリゾートバイトの職種と仕事内容
まず最初に、スキー場でのリゾートバイトにはどんな職種があるのかよく分からない方も多いと思うので、職種と仕事内容を紹介したいと思います。
主に7つの職種に分類することができます。
- リフト係
- リフト券販売スタッフ
- インフォメーションスタッフ
- レンタルスタッフ
- ゲレンデレストラン
- インストラクター
- パトロール
リフト係
乗客が山の上に移動する時に移動する際に利用するのがリフトやゴンドラです。このリフトやゴンドラの操作や、乗り降りがスムーズにいくようにお手伝いするポジションがリフト係です。グループを組むので、乗客補助係とリフト操作係を交互に担当する当番制が多いです。
場所によっては雪かきもあります。雪かき作業ありの場所は男性8〜9割ぐらいと、むさ苦しい 体育会系のノリです。
乗客の安全に関わる仕事なので責任感持って仕事して欲しいポジションですがリゾートバイトの中でも、かなり楽だと言われている仕事の1つです。雪山での外仕事なので休憩回数が多く、休憩時間も時給に含まれるのが最大のメリットです。
リフト係は室内なので、休憩時間と合わせると8時間勤務のうち4時間は室内でいるのでチョロいですよ。
お金よりも、ボードやスキーを楽しみみたい人からの応募が非常に多く、スキー場の中でも特に楽な仕事の代名詞的な存在なので、思い立ったら今すぐにでも応募すべき職種です。
リフト券販売スタッフ
リフト係がスキー場人気No.1の職種ですが、次点で男女ともに人気があるのがリフト券販売スタッフです。(女性人気はリフト券販売が1位です。)
リフト券の販売やレジ業務、クーポン管理などが主な仕事です。最近はコンビニなどでもリフト券が自動で購入できるようになってきたので、募集数が少なくなっている職種の1つです。業務が少ないので後述のインフォメーションセンターと合併されている場合もあります。
リフト券販売スタッフの魅力は覚えることが少なく、仕事が簡単なことです。そして朝以外は暇なこと。料金が時期によって少し変動するのでそれを覚えるぐらいが、リフト券販売スタッフの難しい点でしょうか…
リフト券販売スタッフは男女比のバランスがよく仕事がまったりしているので、リゾバ内恋愛を期待している男女が申し込んでますね。
営業開始してしばらくすると暇になることが多いので、昼間はレストランなどにヘルプで回される場所があるのがちょっと面倒ですね… まぁ、レストランも出会いが多いから、多少はメリットありますけど…
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インフォメーションスタッフ
スキー場の受付嬢がインフォメーションスタッフです。モテます。客から声かけられます。スキー場の天候や積雪情報、リフトなどの運行状況、などをお客さんに伝える仕事です。迷子や落とし物の対応もします。
ゲレンデ全体にアナウンスすることもあり、女子力高めの方向けの仕事です。
外国人が訪れるスキー場では英会話を使う機会も多いので、英会話を使いたい方にはおすすめです。男性の募集は少ないですが、場所によってはあります。
基本華があって、仕事的にも結構楽ですが、唯一のデメリットとしてはクレーム対応をしなければならないことです。インフォメーションが悪い場合ではないことが大半ですが、お客の気持ちに立って話を聞く対応力が求められます。
レンタルスタッフ
ボードやスノーウェアの貸出業務です。スキー・スノボー初心者も多いので、そういった方に適したモデルやサイズをセレクトしてあげるスキルが必要になります。
返却物の破損のチェックやワックスがけや、掃除・乾燥などの地味な作業も多めで残業になることもあるので、残業代を稼ぎたい場合にはいいかもしれません。
開館・閉館間近以外は客の対応は少なめなのでゆっくりと作業できます。
ゲレンデレストラン
ぼったくりと悪名高いゲレンデレストランでの「キッチン」「ホール」「洗い場」などの仕事です。基本セルフサービスです。料理もレンジで作るレトルト中心のファミレス的なノリなので、ホテルでのリゾバのようにクオリティの高い仕事は求められません。
お昼前後は激混みで超忙しいですが、募集が多めで男女ともにバランスのいい職種です。
インストラクター
スキーやスノーボードを初心者に教える仕事です。子供だけでなく修学旅行生や団体客など様々なケースがあります。全日本スキー連盟(SAJ)に加盟しているスキー場では以下の資格が必要になります。
- SAJ公認スキー準指導員
- SAJ公認スキー指導員
- C級インストラクター免許
実際に滑りながらお金を稼げるのがメリットですが、リゾバの中でも専門性が高い職業の1つです。
スキー初心者でインストラクター募集している場所もあります。先輩からの指導や自主練を通して、インストラクターをしながらスキー検定2級を取得したリゾバスタッフもいますね。
未経験からインストラクターになれる求人であれば「はたらくどっとこむ」さんに紹介できる案件がないか相談してみてください。
パトロール
ゲレンデの警備スタッフです。転んで動けなくなっている人などを見たらスキーしながらorスノーモービルに乗って助けにいくアンパンマンみたいな仕事です。
応急処置や運搬なども行うのでインストラクターと同じく専門性が高く上級者向けの仕事になっています。SAJ加盟スキー場では「SAJ公認スキーパトロール」の資格が必要になります。
インストラクターよりも自由に滑れるので、仕事しながら滑りたい人はパトロールの方がおすすめですね。ただし、切羽詰まった状況に遭遇する可能性もあるので、冷静な判断と対応が求められる責任重大なポジションです。スキー場で最も採用基準が厳しい職種ですがスキー・スノボ上級者から人気が高いです。
スキー場のリゾートバイトの体験談
スキー場でリゾートバイトをした複数人の方から体験談を聞く機会があったので、紹介したいと思います。
スノボしたいから、シーズン通して北海道でバイトしたけど、正月・クリスマス・3連休とかの繁忙期のだるさは異常。大学生の卒業旅行とかの対応とか、客のマナーも微妙なのでまじ面倒
ホテルやレストランと違って、暇な日(平日)があって、シフトが希望通りに通らない日も多かった。貯金したかったから、旅館の中居にした方がよかったと、後悔…
Wi-Fi完備って書いてたのに、私の部屋には届かなかった。寮は一応個人だったけど光熱費とか給料から天引きされてた。求人探すの遅かったから、条件が悪いバイトしか残ってなかった…
お風呂がない。ただ、近くの温泉施設で利用できる割引券を配られので、個人的には毎日温泉に利用できるのは良かった。貯金したい組からは不評だったけど。
ご飯が無料or100円ぐらいの格安なので、スキー場バイトみたいな、寒いところの場所のバイトだとありがたかった。場所によっては1食500円ぐらい取られるので、スキー場バイトの場合はカロリー摂取しないと、ヤバイので、探すなら食費はチェックすべきポイント。
良くない体験をした方からは少し辛口のコメントもありましたが、全体的には良い体験だったようです。特にスキー場のある場所は景観も良いリゾート地が多いので、非日常体験として一度は体験できてよかったそうでした。
スキー場のリゾバの評判のメリット・デメリット
体験談の内容も踏まえて、スキー場でリゾバをするメリット・デメリットについてまとめてみました。
- リゾバは出会いが多く恋愛が盛ん
- スキーのリフト券無料など特典あり
- 残業・中抜けシフトが少ない
- 賄いには期待できない
- 部屋が個室タイプが少ない
- スキー場で働ける期間は短い
リゾバは出会いが多く恋愛が盛ん
ゲレンデマジックなんて言葉がありますが、リゾバの中でもスキー場はリゾバスタッフ同士の恋愛が圧倒的に多いことで有名です。
大学生の冬休み・春休みとも重なるので、場所によってはスタッフの半分ぐらいが恋人みたいな感じになってます。
スキー場はリゾバの中でも残業が少ない勤務先や職種が多いので、自由時間が多いです。そして周囲は大自然でやることがありません。ボードに乗るかコンビニぐらいにしか行くところがありません。
そんな田舎のへんぴな場所で若い男女がいれば、まぁ、リゾバが終了すれば離れ離れになると分かっていながらも、色々起こりますわな…
特にナイター時のゲレンデは本当に神秘的で、自然とロマンチックな雰囲気になります。
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アメリカには春休みに全米の大学生がリゾート地に大移動してどんちゃん騒ぎする「スプリングブレイク」という文化がありますが、スキー場リゾバは、日本中から大学生が集まるので和製スプリングブレイク的なノリですね。
スキーのリフト券無料など特典あり
スキー場バイトではリフト券・スキーウェア・スノーボード・スキー板が無料で使える場所が多いです。
ホテルの仲居とかは時給が高いですが、特典といえば無料温泉ぐらいと賄いぐらいです。スキー場のリフト券やウェアレンタルを考えると1日1万円弱ぐらいの特典があるので、ウィンタースポーツを楽しみに来た人にとっては給与以上のメリットがあります。
ただし、勤務先によってはリゾバスタッフは完全無料ではなく、社員割引での数割引きなどしょっぱい派遣先もあるので、待遇のいいスキー場の求人は思い立ったら早めに探し始めた方がいいでしょう。
残業・中抜けシフトが少ない
ホテルと違い、スキー場のリゾバは、残業や、勤務時間の間に長期間の休憩を挟む「中抜けシフト」が少ないです。
リゾートバイトが大変というイメージは中抜けシフトの影響が大きいので、スキー場でのリゾバは全体的にラクで優良案件が多いです。
賄いには期待できない
旅館やホテルだと一流の料理人が賄いを振る舞ってくれる場所も多いですが、スキー場の食べ物はお察しの通りあれです。賄いで弁当などが支給されるかもしれませんが、あまり期待しない方がいいでしょう。
賄いに期待出来ない分、自炊が盛んなので、みんなで集まってパーティーとか開いている場所が多いですね。
部屋が個室タイプが少ない
スキー場は個室タイプの部屋が少ないです。絶対に個室でないと嫌であれば、早めに動いた方がいいでしょう。
またスキー場はカップル同士で参加する人が多いのでカップル専用の部屋は用意されていることも多いです。
スキー場で働ける期間は短い
スキー場リゾートバイトのシーズンは11月中旬〜4月下旬で、宿泊施設のように1年中働ける訳ではありません。しかし全体的に楽な職種が多いのでスキー場バイトは宿泊施設よりも人気が高いです。
リフト券や服レンタルが完全無料ではなく、割引だけだったり、混雑時の土日はリゾバスタッフ滑走禁止だったり、個室じゃなかったり、WiFiがなかったりなど、部屋や福利厚生にかなり差があり、スキー場リゾバは施設運営会社によって待遇にかなり波があります。
地域によってはシーズンが短かったりもするので、スキー場の求人に応募するなら思い立ったら、その日にでも行動すべきでしょう。
ちなみにスキー場は10月から求人数が伸び始めて11月上旬でピークを迎えます。応募者は11月下旬になるとライバルが増えますし、すでに人気のあるゲレンデバイトは決まってしまっている可能性もあります。
大学生などはスノボ旅行の代わりに、冬休みの短期間だけ働きたい場合もあると思いますが、短期間の求人もあるのでぜひ一度リゾバコーディネーターに連絡してみてください。。
スキー場のリゾバを探すのにおすすめの求人サイトTOP5
最後にスキー場のリゾバを探すのにおすすめの求人サイトTOP5を紹介したいと思います。
1位から発表します。
3位:ハッシャダイリゾート(DMMグループ)
堂々の第1位はトラバイです。ハッシャダイリゾートは現在のところ検索機能がありません。その代わり希望条件を伝えるとコーディネーターの方が案件を提案してくれるエージェント型(無料)です。
また他社の求人と同じ案件があれば、時給的に有利な金額で相談に乗ってくれる場合もあるので、一度相談してみると面白いと思います。ハッシャダイリゾートは20代の利用者が圧倒的に多いので、恋愛目的ならハッシャダイリゾートがおすすめです。
2位:はたらくどっとこむ(アプリリゾート)
第2位はアプリリゾート運営のリゾートバイトダイブです。はたらくどっとこむはリゾバ.comの次にリゾバ案件が多い求人サイトで、サポート体制も手厚いと評判なので、リゾバ.comで気になる案件が見つからなかったかった場合に利用しましょう。
スキー場特集ページも作成していたりするので、ゲレンデバイトを効率よく探したいのであれば、一度は訪問しておくべきリゾバ求人サイトです。
4位:リゾートバイト.com(グッドマンサービス)
第3位はリゾートバイト.comです。リゾートバイト.comはハッシャダイリゾートと並んで全体的に時給が高めの求人サイトです。スキー場のリゾバは楽な分、時給が1000円を割り込んでしまう派遣先も多いのですが、リゾートバイト.comは全体的に時給が高めに設定されています。
その分派遣会社のサポート面でちょっと不安な部分もあるのですが、働き始めたら派遣会社のサポート体制はそこまで重要ではないので、サポート面は気にしないという方であればリゾートバイト.comも検討してみてください。
1位:リゾバ.com(ヒューマニック)
第4位はリゾバ.comです。リゾバ業界屈指のスキー場の求人数を誇るのがリゾバ.comなので、まず最初はリゾバ.comの公開求人から自分の希望に沿った条件で検索してみてもいいかもしれません。
ただし、リゾバ.comはどちらかと言えば時給が安い求人が多いので、同じ求人でも高時給で働きたい人は上で紹介したリゾバ派遣会社をおすすめします。
5位:リゾートバイト.net(ビーグッド)
リゾートバイト.netは2017年に設立されたばかりで、大手企業グループでもないのでまだまだ知られていませんが、サポート体制が手厚かったり、独自のポイントバックシステムを持っていたりするので、リゾートバイト.netから派遣されるとちょっとお得になります。
まとめ
- スキー場バイトは楽な仕事が多い
- 出会い・恋愛発展要素が多い
- 中抜けシフトがない
- 勤務地によって寮の環境が雲泥の差
- がっつり貯金したい人には向かない
スキー場バイトはリゾートバイトの中では貯金が貯まる業種ではありません。しかし、出会いが多かったり、リフト券無料などの様々な待遇があるので、冬のリゾートバイトとしては一番人気です。
寒いですが、体力的にはラクな仕事も多いので、初めてのリゾートバイトで体力が不安な方はスキー場のバイトがオススメです。