中抜けの意味は?中抜けシフトの仕事は大変?

中抜けリゾバ

宿泊業界や飲食業界で多い勤務形態が「中抜け」です。

10〜20代の方にはあまり聞き慣れない言葉なので、中抜けの意味や中抜けの仕事のメリット・デメリット、違法性について解説したいと思います。

中抜けの意味とは?

中抜けとは1日の仕事時間の間に1時間以上の長期間の休憩を挟む勤務形態のことです。

たとえば朝7時〜11時と夕方16時〜夜21時まで勤務というのが典型的な中抜けです。11時〜16時の間に5時間の勤務時間外が発生し、この時間には給与は発生せず職場で待機する義務も発生しません。勤務した時間は8時間だけです。

基本的に中抜けシフトが採用されているのは宿泊業・飲食業・スキー場・新聞配達など1日の中で繁忙期が2回訪れる仕事です。

ちなみに中抜けに対して一般的なアルバイトのように1日8時間の勤務(1時間の休憩含む)形態を通し勤務と呼びます。一般的に通し勤務だと45分〜1時間の休憩こそ挟むものの、拘束される1日の時間は9時間程度で中抜けの13時間以上よりも短いです。

中抜けシフトの仕事のメリット・デメリット

中抜けシフトの仕事のメリット・デメリットとしては以下のようなことがあります。

  • 休んだ気がしない
  • 勤務前の準備の時間が1日2回も必要
  • 家族や婚約者がいると夫婦間の亀裂に
  • 8時間通し勤務が体力的に苦手な人にはラク
  • スキー場だと昼のいい時間に滑れる
  • 残業で給料が高くなる可能性

休んだ気がしない

中抜けシフトの最大のデメリットが休んだ気があまりしないことです。宿泊施設など体力勝負の職場が多いですが、勤務時間ではない時間もリラックスできず、結果的に精神的にも肉体的にも休んだ気になれずに疲弊します。住み込みバイトを辞めてしまう方の理由の1つが、中抜けシフトが体力的にキツイことが原因です。

また「昼寝できない・夕方疲れる」「観光などで外出できない」「お酒が飲めない」と三重苦で色々と制約が多く、ストレス発散のために観光地でリゾバしているのに、全く気分転換になりません。

勤務前の準備の時間が1日2回も必要

リゾバで寮から遠いと寮と仕事場との往復で移動時間がとられるので、結構な時間の無駄になります。「10分前には出勤しておくこと」みたいな勤務ルールもありますが、それも1日2回なので合計20分の時間が必要です。

また着物や制服を着る仕事なのでは1日2回も着替えをする必要があるので、仕事のための準備時間が2倍必要となり、時給に対して勤務時間外の手間が多くなり、結果的に時給が下がってしまいます。

家族や婚約者がいると夫婦間の亀裂に

中抜けシフトは職場によってはアルバイト以外にも正社員でも存在する会社もあります。中抜けシフトだと朝早くに出勤し夜遅くに帰宅するので、自宅で生活する時間がほとんどありません。

それが理由で夫婦関係に亀裂が入ってしまうリスクもあり、家族生活を送る上でも問題のあるワークスタイルです。なので、一般的に中抜けで働いているのは独身の20代が多いです。

8時間通し勤務が体力的に苦手な人にはラク

8時間の通し勤務が体力的な問題や集中力の関係で苦手な人もいると思います。一度数時間の休憩をとった方がリフレッシュできるという方であれば、中抜けシフトの仕事の方がラクに感じる場合もあります。(少数派です)

スキー場だと昼のいい時間に滑れる

スキー場でリゾートバイトをしている場合、中抜けシフトのメリットとして昼間滑れることがあります。

スキー場ではナイター営業を実施していない勤務地や夜はリゾバスタッフの滑走を禁止している勤務地もあります。せっかく多くのスキー場バイトでは無料リフト券やスノーボード用品を無償貸与制度があるので、スキーやスノーボードを存分に楽しみたい方にとっては、むしろ中抜けシフトで昼遊べる方が好都合な場合もあります。

またスキー場の求人は、勤務時間内の休憩が多い仕事が多いので、体力を気にせず滑っても勤務期間中に休めるので、そこまで体力に気をつける必要もありません。

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残業で給料が高くなる可能性

中抜けがある勤務地では、勤務地によっては残業が発生し、1日の仕事時間が8時間を上回ることもあります。そうすると残業代が支払われるので、結果的に給与総額が高くなる可能性があります。

通し勤務でも残業が発生する住み込みバイトも多いです。

中抜けは違法なの?

ということで、中抜けはメリットもデメリットも両方あります。しかし、やはり生活リズムが崩れて体調を崩す方が多いこともあって万人にオススメできる勤務形態ではありません。

ここで気になるのが「中抜けって労働者のプライベートを拘束(搾取)しているのとほとんど同じだから、時給や手当を払わないのは違法ではないの?」という疑問です。

しかし残念ながら労働基準法において「中抜け」については触れられていないので、違法ではありません。労働者に重い負担になる中抜けですが、基本的にそれぞれの企業努力によってしか改善が行われていないのが現状です。

特にリゾートバイトで求人を募集している会社の多くは中抜けを採用しているので注意が必要です。3年以上リゾバを継続しているベテランのリゾバスタッフの多くは中抜けがない場所だけに厳選して働いていることからも、やはりなるべく中抜けは避けて、通し勤務の求人だけを選ぶことをオススメします。

また最近は業界の中でも労働環境を気にする会社は率先して、中抜け制度を廃止しています。いつまでも旧来の悪しき伝統である中抜けシフトに甘えている会社は、他の面においても労働環境が劣悪なのでオススメしません。

 

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参考:「中抜けについて」日本の人事部