既卒・第二新卒で公務員就職を目指すべきじゃない7つの理由

公務員 既卒

新卒での就職活動に失敗して既卒での公務員試験に切り替えようかと悩んでいる方もいるかと思います。

また、一度就職したものの、入社した会社や都会での社会人生活に疲れて地元で公務員の志向が芽生えた方もいるかもしれません。

公務員は社会的にも信用力が高いですし、給与体系も中の上に設定されているので安定感があります。今でも地方では絶大なブランド力があり、公務員になれたらきっと親も喜んでくれるでしょう。

しかし、それでも今の時代は公務員を目指すべきではありません。その理由を説明したいと思います。

 

公務員は既に稼げない職業

金欠公務員の給与は一般的に、採用される自治体の平均所得の「中の上」あたりに設定されています。

中の上で、普通の一般市民の中では、少しだけ優越感が得られたのが公務員ですが、一般企業の平均年収が下がっており、どこの地方自治体も転出者が多く財政難で、公務員の給与も下落傾向にあります。

もはや「公務員=高給取り」は時代錯誤の考えになってしまいました。

そのような中、一般企業のサラリーマンで収入を増やしたい方は、インターネットを使って副業などで収入を増やす人が増加傾向にあります。会社での給与は減っている傾向にありますが、そのかわりインターネットを使った副業の手段が増えてきたので、全国どこに居住していいても副業で収入を増やすことが可能になりました。

しかし、公務員は地方公務員法などで副業の禁止が明文化されています。

 

第三八条 職員は、任命権者の許可を受けなければ、営利を目的とする私企業を営むことを目的とする会社その他の団体の役員その他人事委員会規則(人事委員会を置かない地方公共団体においては、地方公共団体の規則)で定める地位を兼ね、若しくは自ら営利を目的とする私企業を営み、又は報酬を得ていかなる事業若しくは事務にも従事してはならない。

 

だから公務員は基本的に副業によって収入を増やすことができません。万が一発覚した場合には失職する可能性もあります。

公務員でも株式・FX・仮想通貨などの投資による収入を増やすことは禁じられていないので可能です。これらの投資は元本を失う可能性がある代わりに、投資金額の何倍ものリターンを1年で実現してしまう可能性もあります。

しかし民間企業に比べて、チャートなどを職場で確認しにくいです。また公務員という身分から外での情報交換の場に参加しづらいので、スキルアップしにくい環境であり、資金を増やすどころか元本割れの状態から脱却できない状態が長らく続いてしまう可能性もあります。

金銭面を優先するのであれば、もはや公務員を選択すべき時代ではありません。

 

 

Uターン就職しても未来のない自治体が多い

田舎回顧

地方出身者が公務員を志望する理由の1つとして、「生まれ育った地元に戻りたい」という方も多いのではないでしょうか。

「学生時代はそれなりに優等生だったので都市部に進学したけど、都市部は自分以上に優秀な人が多いし、行き過ぎた競争社会が嫌で、ゆったりとした地元へ帰りたい…」

という回帰志向が芽生えやすいのが20代中盤です。もし地元に戻るのであれば、多くの方にとって20代が最後のチャンスとなります。地元は幼少期より知っている友人も多いですし、子供の頃を過ごした環境は、やはり居心地よく感じます。

公務員は安定した仕事に中途採用でも入社できる、地方では数少ない雇用先です。

しかし昔の楽しかった日々の懐かしさから、地元に帰りたいと考えているのであれば、一度考え直した方が賢明かもしれません。「幼少期に生活した場所」と「働き子育てしながら生活する場所」は全く別物です。

今はどこの自治体も都市部への流出が止まらず財政難です。公務員の採用数や給与はモロにその影響を受けます。

また自分が子供の頃の自分は満足していたかもしれませんが、大人になった今、本当にあなただ生まれ育った環境で子どもを育てるのは最適だと思うでしょうか。

習い事の種類や塾のレベル、友達の質、知的好奇心を刺激するようなアクティビティの数など様々な点で都市部に劣っていることが一度都市で生活していた方であれば理解できると思います。

「もし自分が都市部で育っていたら、今よりもずっと可能性が開けていたかもしれない」と感じる方もいると思います。

地方で、子どもはのびのびと育つかもしれませんが、将来の可能性を考えると都市部で子育てをした方が、可能性を広げてあげることができます。また地方の公立中学はヤンキーが多く、学校の友達や先輩に大きく影響を受けやすいです。近くに荒れた学校しかないと、のびのびとした環境という地方のメリットは消えてしまいます。

また女性が経済的に頼れる男性の結婚相手を探すのであれば、圧倒的に東京などの都市部が有利になります。

男性であれば、学生時代に都市部に出ない選択をした美人な方が数多く残っているので、学生時代には手が届かなった女性を「公務員」というブランド力で落とせるチャンスがあるのがメリットの1つです。美人のお嫁さんがほしい公務員志望のモテない男性陣は、子どもはヤンキーになってしまうかもしれませんが、Uターン就職も一理あります。

 

 

公務員は人材価値が低い人・人間的に魅力がなかったりイラつく上司や同僚が多い

税金ドロボウ

お役所仕事と揶揄されるように、公務員の仕事が転職市場で評価されることは少ないです。

役所に行ったら、民間ではありえないような対応をされた経験がある方もいると思います。公務員は一般企業での常識やサービス精神のない方が多く、数字として結果を出すことも求められないので、向上意欲に乏しい傾向にあります。

もし仮に公務員から民間企業に転職しなければならない状況に陥った場合、露頭に迷うことになります。

人をイラつかせるような行動や言動の上司や同僚もいるので、一緒に働いていてストレスを感じるかもしれません。

 

 

既卒で公務員就職は難易度が高い

就職試験

新卒での民間就職に失敗した方や、1年も働かないまま退職してしまい第二新卒になった多くの方が公務員への就職を目指します。おそらく既卒や第二新卒では、給与の高い大手企業には入社できないのげ原因でしょう。

公務員への就職はは景気が悪いほど競争率が激化していきます。日本社会は既に成熟化しており、今後も景気のいい話はあまり期待できないので、公務員試験は買い手市場になっています。

既卒の場合には、面接で同じような境遇の既卒者が殺到していることや、職歴もないので、自分をアピールするのもなかなか難しいです。面接では新卒の学生以上に採用担当者に響く内容を工夫する必要があります。

また、筆記試験も難関です。なぜなら、公務員試験を受ける方たちは、学生時代の筆記試験だけは優秀な秀才が多いので、受験する自治体の国公立大学の入学試験以上にレベルが高くなる場合もあります。

 

既卒になった人は面接力・コミュニケーション能力に問題がある場合がある

コミュ障

学生時代に民間就職を目指していたものの、どこの企業からも内定が出ず既卒になった方のは、面接力やコミュニケーション能力に何かしら問題がある場合もあります。

そのような方が公務員就職を目指したからといって、やはり同じように面接時にコミュニケーションでマイナスの印象を与えてしまうのであれば、何度公務員試験を受けても採用される可能性は低いです。

 

 

年齢を重ねるほど不利になる

就職氷河期
公務員試験も年齢を重ねるほど不利になります。

「年齢制限に引っかからなければ、公務員試験に年齢は関係ないと聞いた」という方も多いと思います。

しかし、想像してください。あなたが採用担当者であれば、若い人と年取っているけど少しだけ試験の内容が良かった人、どちらを採用するでしょうか。

年齢を理由に採用・不採用とするのは民間でも禁止されています。

しかし採用担当者であれば、どこの自治体であっても若く素直でより長く勤めてくれる人を採用するのが自然でしょう。

公務員試験は縁故採用なども時々表面化し問題にもなるような試験です。「公務員試験=誰にでも平等」ではないと考えておいた方が良いでしょう。

25歳を越えると第二新卒とも呼べなくなり、転職市場でもそれなりのスキルが求められる年齢に差し掛かり、未経験就職が難しくなります。

公務員試験は毎年受験することが可能なので、引き際を間違えると取り返しがつかなくなり、ガチで人生終了します。地元で公務員就職すれば上級国民になれると信じていた方にとってみれば、もう零細企業ですら正社員就職が厳しい状況になるのは相当辛いでしょう。

つまり、公務員を受かるまで目指すということは、同時にまともな民間企業での就職を捨てるという選択しているのと同義です。

「どうしても公務員になりたい」という方以外は、既卒・職歴なしという状況を打破するためには既卒専門の就職エージェントに相談し、何が原因で学生時代には就職できなかったのか原因を探り、それを改善することによって就職を目指したほうが懸命かもしれません。

 

 

今の時代は既卒からでも公務員より民間の方が魅力的な仕事やキャリアが多い

ノマドワーカー

「安定した収入や社会身分」だけを公務員になりたいのであれば、公務員は今の時代そこまで魅力的な職業ではありません。

公務員の仕事は「楽」だと誤解している方が多いですが、それはごく一部の仕事だけです。
民間の方が、楽な仕事の数は圧倒的に多いです。「楽」だけでなく「楽しい」仕事です。

また税金から給与をもらうということは、プライベートを含めて、市民から常に見られていることを意識しなければなりません。特に今はSNSが広がっており、誰でも簡単に顔を出さずに誰かを批判することができます。公務員は格好の批判の標的となっています。

文系・理系や、自分の趣味趣向によって多少異なりますが、最もオススメなのが、「インターネット(Web)業界」です。

Web業界は技術が刷新しており、常に新しい分野が登場しているので未経験分野でも新規参入しやすいからです。

私服勤務があったり、他の業界からしたら遊んでいるようにしか見えない横文字職業が数多く存在します。

新卒至上主義もそこまで重要とされておらず、既卒から上場企業に入社したような方も存在します。給与も年功序列ではなく実力で、上がりやすいです。

無形商材なので、技術職・企画や営業職関係なく将来的にフリーランスや起業などの道も目指せるので、一つの会社に人生を握られる必要もありません。

 

Webエンジニアはリモートワークを許可している会社もありますし、在宅フリーランスにもなれるので、将来地元ににUターンしたり親の様子を見に頻繁に帰ったりしやすい仕事です。エンジニアではないですが、筆者もネット関連の職業です。

 

なぜWebエンジニアが特にオススメなのかは以下の記事を参照ください。

Webエンジニアの将来性が高い理由と文系未経験からなるには?
「WebエンジニアってSEと違うの?」「文系でも就職できるの?」「労働環境ブラックなの?」など疑問が浮かぶと思います。そこでWebエンジニアの仕事内容や将来性、おすすめのプログラミング言語、未経験からの就職方法について解説したいと思います!

まとめ

公務員

  • 公務員は既に稼げない職業
  • Uターン就職しても未来のない自治体が多い
  • 公務員は人材価値が低い人・人間的に魅力がなかったりイラつく上司や同僚が多い
  • 既卒で公務員就職は難易度が高い
  • 既卒になった人は面接力・コミュニケーション能力に問題がある場合がある
  • 年齢を重ねるほど不利になる
  • 今の時代は既卒からでも公務員より民間の方が魅力的な仕事やキャリアが多い

 

今の時代は、たとえ地方でも「公務員=上級国民」ではありません。

学生時代に民間で就職していたいのにも関わらず、就職できなかった場合には、また面接が原因で採用されない可能性も否定できません。特に公務員の場合には20代のうちは毎年挑戦できるので、原因がわからずズルズルと年齢を重ねてしまい、やがて年齢制限に引っかかって、公務員試験を受験できなくなり人生終了となる危険性もあります。

学生時代に民間就職に興味があった方であれば、一度既卒や第二新卒専門の就職エージェントを利用してみることをオススメします。これらのエージェントは年齢さえ若ければ、既卒でも優良企業を紹介してくれる可能性があります。

面接の練習もあるので、自分の面接の問題点も指摘してくれるので、新卒の時、なぜ内定が貰えなかったのかの原因も分かるかもしれません。

また、面接の場で必ず緊張して本気を出せない人であっても、就職エージェント経由だと、エージェントの方が面接では出しきれなかった熱意なども、代わって企業の採用担当者に伝えるなどのフォローを行ってくれる場合もあるので、実力以上の企業に採用されやすいメリットもあります。