新卒じゃないので、どのような方法が正攻法ではなのかわからず、一人での就職活動も行き詰まっている方もいると思います。
そこで、利用は検討したいのが「就職エージェント」。10年前だと、職歴がなかったり、浅い20代前半の方の就職エージェントサービスはほとんどありませんでした。
しかし、今はポテンシャルだけで新卒での就職活動に失敗してしまった方が復活できるような案件を扱っている就職エージェントも増えてきています。
就職エージェントはいくつかありますが、20代向け就職エージェントの大手の1つとして君臨するのが、「JAIC(ジェイック)」。
一体、どんなエージェントなのかわからないと思うので、特徴や評判などについて解説したいと思います。
JAIC(ジェイック)の評判の特徴
運営会社 | 株式会社ジェイック |
利用可能な求職者のカテゴリ | 既卒・第二新卒・大学中退・フリーター |
利用可能な年齢 | 18〜29歳 |
得意な領域 | 営業職(正社員) |
就職率 | 80.3% |
対応エリア | 東京・横浜・大阪・名古屋・福岡 |
JAICは20代の職歴なしに強い就職エージェントですが、以下のような評判の特徵があります。
- 無料就職講座×面接会
- 就職成功率80.3% & 正社員支援実績12,174名
- 未経験OK・全て正社員求人
- 営業職に強い
- 職業紹介優良事業者に認定
無料就職講座×面接会
JAICでは無料で受講できる就職講座と面接会がセットにが用意されています。
就職講座では「履歴書・職務経歴書の書き方 」「面接の練習」「ビジネスマナーやみだしなみの知識」を専任の講師が担当します。
就職講座が終わると、JAICが開催する面接会があります。この面接会では就職で人材を募集している企業の経営幹部と直線面談をして、会社のカルチャーや今後の方針について伺うことができます。
履歴書・職務経歴書の書き方指導はありますが、JAICで紹介される求人ではキャリアカウンセラーがカウンセリング内容から上手い具合に書類を作成しアピールしてくれるので、自分で書類を作成する必要はありません。
就職成功率80.3% & 正社員支援実績12,174名
JAICの面接会や求人紹介経由での就職成功確率は80%以上です。これまで合計1万2千名以上の方がJAICから就職しています。
一般的に既卒や職歴の少ない第二新卒は就職活動が成功しにくい傾向にありますが、JAIC経由なら一般の約2倍の確率で内定が出やすいというデータが出ています。
未経験OK・全て正社員求人
JAICが紹介する求人の大半は未経験OK求人であり、全てが正社員求人です。派遣社員や契約社員などの非正規雇用の求人は1つも扱っていません。
100%取材した求人で契約企業50,000社を抱えており、案件の大半はホワイトカラー職(スーツ着用の職種)です。また、外食・投資用不動産・アミューズメントなどの離職率が高い業界の募集依頼は断っています。
未経験ということで、どんな職種を紹介されるか気になると思います。
様々な職種を扱っていますが、JAICが得意なのは「営業職」の分野です。
JAICはもともと、営業職を専門として人材紹介で台頭してきたので、この職種では多くの企業との付き合いがあり、JAICも営業職の教育体制が整っています。
中には、「営業職だけは就きたくない…」という求職者の方もいると思います。
しかし営業職は、未経験から目指せる仕事の中で、最もオススメの職種です。
理由は以下の通りです。
- 給与水準が高い
- 新卒採用の「総合職」は事実上の「営業職」
- 経営者・起業家の大半はもと営業マン
- 法人営業なら、上質な人脈ができる
- 昇進スピードが速い
- 営業力のある社員は会社の宝であり、成績さえ残せばある程度何やってもいい
- 大手・有名企業に転職できる
- 万が一のリストラや倒産でも一生食いっぱぐれる心配がない
「自分はこれがやりたい!」という職種があれば別ですが、漠然と面白そうな仕事を探しているのであれば、長期的な目線で見れば、最も人生が開ける可能性があるのが営業職です。
職業紹介優良事業者に認定
営業職に対して、メディアや先輩などから聞いて、ネガティブなイメージを持っている方もいると思います。
確かに営業職は、上で説明したようなメリットもある分、結果が数字で出てしまう仕事でもあるので、ブラック企業に入ると精神的に追い詰められます。
JAICは厚生労働省から委託された職業紹介優良事業者推奨事業が評価している「職業紹介優良事業者」に認定されています。
人材紹介会社は全国に1万社以上存在しますが、「職業紹介優良事業者」に認定されているのは、2017年8月時点でJAICを含めた48社だけです。
営業職自体には、どんな大手・優良ホワイト企業に入っても、理不尽な経験をすることもあります。しかしながら、第三者から認められていることもあり、明らかに倫理から脱したブラック企業というのはJAICの紹介する求人にはありません。
だから最初から、外食・投資用不動産・アミューズメントの案件も業界自体求人の募集依頼を受けていないのでしょう。
JAIC(ジェイック)の研修【営業カレッジ】と【女子カレッジ】
JAICで行う研修は企業の方からは「営業カレッジ」または「女子カレッジ」と呼ばれています。
推測ですが、「JAICの研修者は、そこら辺のフリーターや既卒などの人材とはちょっと違う、優秀な方が集まっていますよ」というブランディングのためではないかと思います。JAICも少しでも就職希望者を、給与が高く(JAICの利益にも影響)、社会的にも評価されている優良企業に送りたいですからね。
この「営業カレッジ」「女子カレッジ」は7日間の研修プログラムです。名刺交換や挨拶、電話対応などのビジネスマナーを一から学ぶことができます。
営業の練習では、他のみんなの前で大声で話したりします。体育会系的なノリに抵抗がある方もいるかもしれません。しかし、営業職はどんな会社でも体育会系ですし、特に若手は体育会系に一度染まる必要があるとされています。
研修といってもJAICの営業カレッジ/女子カレッジは厳しいです。
営業カレッジ in 横浜🎡
終了式での集合写真📸
毎回研修最終日の生徒たちを見て思うの事が、”一週間で本当に人って変わるんだな”
初日はどこか自信なさげな生徒たちも、最終日には自信に満ちて、顔つきも見違えています✨
これからのみんなの活躍が楽しみです😆🔥 pic.twitter.com/QYBmDfE23x
— ジェイック (@CHANGE_JAIC) May 25, 2018
しかし、厳しい7日間を耐えたあとは、一皮むけて、良い顔つきになります。
営業職にも様々なスタイルがあります。大人しそうで、いかにも仕事ができなさそうな人や協調性がない人が一番売上げをあげていたりします。
営業職の中でも、苦手意識のある人が多い、体育会系の宗教臭くて嫌われる部分を、JAICではわざと研修にしているのでしょう。
JAICの研修では、ゴリゴリの体育会系の研修を体験することになりまが、営業職として本当に自分に合ったスタイルは、各々が就職先で自ら見つけていくことになります。
新卒OK?JAIC(ジェイック)の利用条件と説明会
営業職になりたいのであれば、JAICは案件の豊富さからもオススメの就職エージェントの1つです。しかし、JAICも全ての求職者を受け入れているわけではありません。
以下に該当する方であればJAICを利用することが可能です。
- 18歳~34歳
- フリーター・既卒者・第二新卒者・大学/専門学校中退者(高校中退(中卒は不可))
- 日本国籍保持者
- JAICが保有する求人案件の地域での就職を希望している
以前は年齢的には29歳までしか対応していませんでしたが、リーマンショック後の就職氷河期世代もあり34歳まで対応可能となりました。
代未経験からの就職を目指している方にはハタラクティブなどの他の就職エージェントがオススメでしたが、30代前半ならJAICの方がいいかもしれません。
また以下の場所の求人が大半になります。
- 東京
- 千葉
- 神奈川
- 埼玉
- 宮城
- 愛知
- 大阪
- 神戸
- 京都
- 福岡
- 熊本
- 北海道
- 石川
JAIC(ジェイック)の評判・口コミ情報
JAICの評判・口コミが気になる方も多いと思うので、口コミ情報を集めてみました。
つい昨日。担当さんから「その後どうだい?」的なメールが届いてまだ反応していないんだけど………
ジェイックの出すとこって、ぶっちゃけ残業あり来なトコばかりな気がするんだよねぇー— グラニ@脱ニート【工場員】 (@kagrraisgrani) 2018年5月22日
ジェイックのアカウントにリツイートされて恥ずかしいwwさらに宣伝すると、他の大手エージェントさんと違って、じっくりカウンセリングするのにはすごくいいかもしれない。担当してくれた人は無理に入社迫って来なかったから、そこは安心できたかな〜。駆け引きに付き合わされてる感じがしなかった。
— リサンミゲル (@asiL_TZKN) 2018年3月1日
ジェイック、飛び込み営業の研修で周辺企業から「要注意団体指定」されていたという話。経済学的には、実地研修の素材として周辺企業を無償利用していると言え、それが周辺企業に迷惑、すなわち外部不経済をもたらしている。公害と同じだが、少し違うのは被害者の存在自体が研修資源になっている点。 https://t.co/GpZOAQ6cut
— muttbob (@muttbob) 2017年4月26日
ジェイック入って4日目くらいにクソみたいなビジネスマナーの本を売り付ける飛び込み営業の実践やらされるんだぞ。それも動画で説明すべき
— ふろ (@furosan) 2015年5月1日
ジェイックの面接42の質問集が素晴らしい!
— Ryo Ooishi / 大石 良 (@ooishi) 2009年5月13日
他にも「紹介してくれる案件が営業にかたよっている」「営業の研修が充実している」「元ニートや引きこもりなど、他では断られるような人でも紹介をしてもらえる」といった評判があります。
総合すると、JAICには少なからず悪い評判が存在します。
しかし、それらは大別すると、「営業職」というJAICの強みである求人や、「営業の研修」に不満がある方が多いようです。
JAICというよりも営業職にあまり興味がない方が、JAICを受けた場合には、ミスマッチからどうしても、不満が出てしまうでしょう。
JAICの研修「女子カレッジ」と「営業カレッジ」は確かに大変です。でもたった7日間ですし、給与をもらっていないので、精神的に楽な状態で営業研修を受けることができるのは、逆に貴重な時間ではないかと思います。
営業職ではなく、ITエンジニアなどを志望しているのであれば、ウズキャリなど、他の就職エージェントを利用しましょう。
事務職を志望している方であれば、そもそも既卒・第二新卒が未経験から正社員での事務職への就職はどんな就職エージェントを利用してもほぼ不可能であり、どこの就職エージェントを利用しても不満しか出ないでしょう。
まとめ
- 自分で就職するよりも圧倒的に就職しやすい
- 全て正社員求人
- 営業職に強く様々な業界の隠れた優良企業の案件がある
- 7日間の営業研修(営業カレッジ・女子カレッジ)がある
- 研修後は書類選考なしで、JAICのクライアント企業と直接面談ができる
- 全国で50社程度しかない職業紹介優良事業者に認定されている
- 離職率の高い業界の求人は紹介しない
- 34歳まで利用可能
JAICは営業職での正社員求人を豊富に取り揃えている就職エージェントです。
厳しいですが、7日間の短期間でどんな会社に紹介しても恥ずかしくない人材になれる研修プログラムが用意されており、この研修があるからこそ、JAIC卒業生の評判が良く、就職率も高い要因となっています。
研修後は、JAICが抱えるクライアント企業の採用担当者と直接面談をするチャンスがもらえます。すでに、研修修了者の良い点はJAICが伝えてあるので、書類選考を省略して、いきなり面接段階に進むことが可能です。
営業職は、給与水準が高く、キャリアアップもしやすいので、未経験から目指せる仕事の中で最もオススメができる職種の1つです。
営業職として今後のキャリアを築いていきたいのであれば、JAICを一度検討してみてください。
