ADHD・自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)・LDといった発達障害を抱えている方だけのプログラミングスクールがギフテッドワークス。興味がある方も多いと思います。
でも、世の中には多くの発達障害者向けの職業訓練もありますし、健常者向けのプログラミングスクールも多いです。

ギフテッドワークスってどんな特徴なの? 評判はいいの?
など様々な疑問が浮かぶと思います。そこで、ギフテッドワークスの評判のメリット・デメリットについて解説したいと思います。
ギフテッドワークスの評判の特徴は5つ!
ギフテッドワークスの評判を上げている評判の特徴は以下5つです。
- ブロックチェーンエンジニアなど最先端のIT専門職を目指せる
- 就職に重要なポートフォリオの助言を受けれる
- 基本的に無料
- 数学の天才じゃなくても応募可能
- 最長2年まで学習することができる
ブロックチェーンエンジニアなど最先端のIT専門職を目指せる
ギフテッドワークスではブロックチェーン(仮想通貨)やVR・AR、機械学習といった最先端のIT分野でのエンジニア・デザイナーを目指すことができます。
たとえばブロックチェーンを学ぶ学校としては、テックアカデミーなどが有名ですが、まだまだブロックチェーンの講義は基礎的なカリキュラムに限定されています。本格的なブロックチェーンが学べるプログラミングスクールとしては「テックブースト」や「FLOCブロックチェーン大学校」「ギフテッドワークス」の3つしかありません。
他にもスマホゲームでよく使われているゲームエンジンのUnity、3Dモデリングの業界スタンダードツールであるMayaのスキルも学べるので、ゲームクリエイター・CGデザイナーとしての就職を目指せたりと、通常のプログラミングスクールよりもニッチな分野のIT専門職を目指せるのがギフテッドワークスの評判の良い長所となります。

就職に重要なポートフォリオの助言を受けれる
技術だけ学ぶのであれば、昨今は独学でも簡単になってきました。しかし多くの学習者がお金を払ってプログラミングスクールやデザイン学校に通っているのは、ポートフォリオ(作品集)をプロから指導を受けて、内定を受けられるレベルまでブラッシュアップするためです。
独学のポートフォリオでは就職するハードルが高いために、多くのスクールがポートフォリオに対するアドバイスを強みの1つにしています。
ギフテッドワークスも他のプログラミングスクール同様にポートフォリオについてプロからアドバイスを受けることが可能になっています。
基本的に無料
ギフテッドワークスは自治体経由で発達障害者として申し込む必要がありますが、基本的に無料、もしくは非常に格安で受講することができる発達障害専門プログラミングスクールです。

もし、発達障害として認定されていて、前年度の年収が300万円以下なら無料、600万円以下の場合でも自己負担額9300円で訓練を受講することができます。
ちなみにギフテッドワークスの授業自体はオンラインでも学習できますが、週30時間ほど通所する必要があります。
最長2年まで学習することができる
これまでプログラミングなんて学んだことがない方も多いと思いますが、今からプログラミングを学んで未経験就職できるのか心配な方も多いと思います。
一般的にITエンジニアやWebデザイナーとして就職するには3ヶ月程度学べば、就職活動を始めてもいいぐらいのレベルまでの基礎的な技術は身につきます。(ただし、ブロックチェーンや拡張現実などの最先端レベルとなると1年以上の学習が必要になるかもしれません…)
ギフテッドワークスは最長2年まで学習することが可能なので、全く未経験からでの専門職としての就職を目指すことができます。
数学の天才じゃなくても応募可能
ギフテッドワークスというブランド名で気になるのが「Gifted(ギフテッド)」という言葉です。これは英語で言えば、「天からの授かりもの」つまり、天才ということなんですが、

ギフテッドワークスってIQが120以上とかの天才じゃないと受講できないの?
って疑問に思うかもしれません。ギフテッドワークスは基本的に発達障害者であれば、誰でも受講することができます。天才である必要はないので安心してください。
ただし、ブロックチェーンや機械学習のプログラミングなどを専攻する場合は数学が得意な方が有利になるので、数学があまり得意じゃない発達障害の方はWebデザイナーやWebサービス系エンジニア(RubyやPHP)を目指した方が幸せになれるかもしれません。
ギフテッドワークスはどちらかと言えば、高度な数学・物理の知識が必要な分野が強みのスクールなので、文系脳の発達障害の方は、学習しても就職できない可能性もあるので、その点だけは念頭に入れておきましょう。

ギフテッドワークスの評判がいまいちな点
ということで、発達障害認定を受けている方で、最先端の分野で活躍したい方にとってはギフテッドワークスはおすすめの就職支援施設となっています。
しかし、ギフテッドワークスも万能なプログラミングスクールではないので、不得意なこともあります。ギフテッドワークスで評判がイマイチなのは以下のような点です。
校舎で学べる言語が違う
ギフテッドワークスの校舎は2019年4月時点で全国に8箇所ありますが、校舎によって学べる言語は違います。
校舎 | 住所 | 特徴 |
渋谷 | 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-27-15 坂上ビル6F | 3D/VRプログラミング、3D/VRモデリング、Unity(ゲームプログラミング) |
高崎 | 〒370-0824 群馬県高崎市田町90-1 LALA.BRANCHE’ 201 | 機械学習(Python)、Unity、Phothop、Illustrator、Maya |
天神 | 福岡県福岡市天神5-4-15 | ブロックチェーン、Webデザイン・Webプログラミング、 |
大分 | 大分県別府市楠町19-12 | Unity 、Webデザイン |
蒲郡 | 〒433-0057 愛知県蒲郡市中央本町12番15号 | プログラミング、Webデザイン |
名古屋 | 〒461-0001 愛知県名古屋市東区泉3丁目28−3 | LMS |
知多 | 愛知県知多市原2-1-2 クインハイツ101 | LMS |
東海 | 477-0032 愛知県東海市加木屋町陀々法師1−2 | LMS |
全ての校舎で同じカリキュラムを提供しているのではなく、校舎によって学べるスキル、目指せる職業が違ってきます。たとえばブロックチェーンエンジニアを目指したいのであれば、福岡の天神校でしか目指せません。
またゲーム業界が目指せる渋谷校は非常に人気が高く、定員に空きがないので、空席待ちが発生しています。ギフテッドワークスは基本的に、全ての受講生を受け入れている状態なので、本当にWeb・ゲーム業界で就職したいといった方が学べないといった部分も評判を下げています。
もし、今すぐWeb業界で就職できるような専門的なスキルを磨きたいのであれば【リンクビー】やTECH::EXPERT
なども検討してみてください。


発達障害として診断されている必要がる
ギフテッドワークスは無料で利用できますが、発達障害として診断されている必要があります。

自分はコミュ障だし、何かしらの発達障害があると思う
といった自称発達障害の方はギフテッドワークスを利用することはできません。そういった方は、テックアカデミーなどのプログラミングスクールを利用するようにしましょう。

医師から発達障害としての認定を受けている方で、障害者手帳は申請前という段階の方であれば利用可能です。

デジハリの授業は有料
ギフテッドワークスは基本的に無料で利用することができますが、デジハリ(デジタルハリウッド)から提供されているCGやWebデザインの授業は有料になります。
Webデザイナーになりたいのであれば、同じく発達障害者向けの就職支援を行っている【リンクビー】やならデジハリの授業が無料で受講できるので、そちらの方がオススメです。

まとめ
- ブロックチェーンやVRなど最先端のコースが学べるが、一部の教室のみ
- 授業自体はオンラインで受講できるが発達障害の支援施設なので通所が必要
- 発達障害認定を受けていないと利用できない
- デジハリのコースは有料
ギフテッドワークスは発達障害認定を受けている方にとっては無料・格安でプログラミング・デザインスキルを身につけることができる優良のプログラミングスクールです。
しかし、住んでいる場所によっては、自分の興味がある分野が開講されていなかったり、そもそも学んでも地元に求人がないので就職できないといったケースもあるので注意も必要でしょう。
個人的には東京在住者であれば渋谷で3Dデザイナー、福岡に居住していてブロックチェーンエンジニアになりたいという方にはオススメできるスクールだと思います。
しかし、仕事のとりやすさやレベルなどを考えると【リンクビー】やテックエキスパートでWebデザイナーを目指した方がいかもしれません。
