Webデザイナーやエンジニアを目指している方にとって残念なのが、大阪にはプログラミングスクールが少ないことです。しかし、2019年に大阪に新しくプログラミングスクール「Buddy Tech(バディテック)」が誕生しました!
まだスタートしたばかりのプログラミングスクールですが、どういった特徵があるのか、解説したいと思います!
Buddy Techは大阪にある通学型のプログラミングスクール
最近人気のあるプログラミングスクールといえば、テックアカデミーやコードキャンプです。人気のあるプログラミングスクールは大体オンラインのプログラミングスクールが多いですね。理由は料金が格安なのと自宅で学べるからです。
しかしオンラインプログラミングスクールは挫折する学習者も多いです。そこでBuddy Techではよりプログラミングの理解や就職などの結果にコミットできるように、この時代にあえて通学型のプログラミングスクールとしてスタートしました。
しかも教室の場所は大阪です。多くのプログラミングスクールが東京に教室を構えて、他の名古屋・福岡・大阪のどこか都合に良い地方に支店を構えることが多いのですが、バディテックは大阪に特化したプログラミングスクールになっています。大阪発というのはバディテックが初めてかもしれません。
通学型といっても週1で基本的に他のプログラミングスクールと同じような感じでメインは自習で、週1で分からなかったことのマンツーマンレッスンや、コードレビュー、就職活動の為のポートフォリオについてのアドバイスなどを行ってもらいます。
Buddy Techでは20代限定で就職保証あり
バディテック最大の強みが20代の受講生なら就職保証を行っていることです。正社員としてプログラマ就職したことが無い方やフリーターでもOKなのでかなり嬉しい制度です。
確かにテックアカデミーやコードキャンプなどのオンラインのプログラミングスクールでも就職保証していますが、それらはJavaエンジニアとしての就職です。Javaエンジニアは会社の業務アプリケーションを開発するエンジニアです。「スーツ必須」「時代遅れな開発環境」「実質派遣社員」などで不人気なのがJavaを使うSIer業界です。
しかしBUDDY TECHの場合には自分の好きなプログラミング言語を選択でき、就職先も自分の好きな業界を選ぶことができるので、テックアカデミーよりも就職保証の質が優れています。
BUDDY TECHではカリキュラムの自由度が高い
バディテックのカリキキュラムはちょっと特殊です。侍エンジニア塾に近い学習スタイルで、フルオーダーメイド型です。自分が好きな分野のプログラミングについて学べます。
ただし、「自分のやりたいこと」「社会で解決したい問題」などにフォーカスをして、カリキュラムを決めるというコンセプトなので、侍エンジニア塾と少し毛色が違います。プログラミングを学んで、Webサービスのスタートアップを立ち上げたいといった志高い方を特にターゲットとしているようです。
ビジョン・スタンス | ビジネス力 | 技術力 | |
他社 | なし | なし | 技術思考・要件定義・設計・品質検証・運用 |
Buddy Tech | なりたい姿・キャリア設計・自己理解 | 市場分析・顧客ヒアリング・課題定義・計画策定 | 技術思考・要件定義・設計・品質検証・運用 |
バディテックで作成する事例
作品例 | 機能 |
ベジタリアン向け情報共有サイト | ベジタリアン向けのSNSサービスで正しい情報が共有できる |
アプリ開発 | 体験情報の口コミアプリ |
IoTサービス | IoTで顧客満足度を管理できるNPSのようなサービス |
ビジネススキルをプログラミングスキルと平行して磨くことが事業会社である強みを活かして差別化しているポイントです。

課題解決型って意識高そうですが「フリーターなので手に職を就けたい」「エンジニアの給料が高いって聞いただけなもので」「自宅で働きたいです」など筆者のように意識低い系にはハードルが高いですよね… というか、そんな優秀で起業目指すような人はプログラミングスクール来なくても自習でなんとかできる気がします。
この問題解決型のプログラミングスクールというコンセプトは、新しい産業を生み出す意味で、社会的には意義があるかと思いますが、そんなにハードル挙げたら受講生が来ないと思うので、「転職保証」を全面に押し出した方向の方がいいような気がします。
またフルオーダーメイド型だと、自由度が高すぎて何が目指せるのか逆に分からないと思います。
Ruby・PHP・Python・Java・SwiftとWeb系サーバーサイド、業務系サーバサイド、iOSのフロントエンドなど受講生はそれぞれ色々好きなプログラミング言語を選考するようで、今のところ人気が際立って高いプログラミング言語はありません。個人的にはSwiftとか就職活動が厳しそうなイメージがします。あとWeb制作会社の強みが活かせないような分野を希望されても、講師が対応できないような気がします。
ここで筆者からの提案ですがBuddy Techなら「JavaScriptの使えるフロントエンドエンジニア」「」PHPやWordPressの使えるサーバサイドエンジニア」「HTML・CSS・jQueryが扱えるWebデザイナー」あたりを目指すのがいいと思います。
理由としてはPLAN-BがWeb制作業界では非常に有名な企業であることから、他のプログラミングスクールがオススメしているRubyでのWebエンジニア(Webサービス開発をしているベンチャー)よりもWeb制作会社でのWebデザイナーやエンジニアを目指した方がメリットが大きいと判断したからです。
バディテックを運営しているのは有名Webマーケティング会社のPLAN-B
BUDDY TECHを運営しているのは有名Webマーケティング会社のPLAN-Bです。プログラミングスクールの多くはWebサービス開発会社によって運営されていますが、BUDDY TECHはWebマーケティングの事業会社が運営しています。
プランビーは特に「SEO対策」や「Web広告運用」には定評があり、業界でもトップクラスの実量を誇る有名Webマーケティング会社です。もちろんWeb制作事業も行っており、数多くの大手企業のコーポレートサイトの制作経験があります。
ということで就職サポートしてもらうなら、PLAN-Bで学んだというブランドが通用するWeb制作業界の方がWebサービス開発業界(Rubyエンジニア)などよりもおすすめです。
BUDDY TECHの料金は高い?
最後にバディテックの料金について簡単に説明しておきたいと思います。
料金に関しては非常にシンプルで、4ヶ月40万円です。1ヶ月10万円ですね。週に4回の通学と考えると1度のレッスンが2.5万円になります。
確かに20代の方にとっては月額40万円はかなり勇気のいる金額ですが、そこまで高額ではありません。
東京の通学型スクールで一番オススメしているデジハリLIGスクールですが、こちらもPLAN-Bと同じくWeb制作会社が運営しており、系統が似ています。デジハリLIGスクールの場合には45万円です。6ヶ月ですが、転職保証はありません。
また他にも大阪には「テックエキスパート心斎橋校」「DMM WEBCAMP大阪校」もありますが、テックエキスパートは60万円、DMM WEBCAMPは63万円ということもあって実は良心的な料金体系です。
BUDDY TECHは後発のプログラミングスクールということもあって、今は料金的には他社より格安な値付けをしている印象です。特に転職保証していて40万円はありえないので20代ならオススメといっていいでしょう。
30代でも未経験から転職保証してほしい場合にはテックエキスパートの方がいいかもしれません。

まとめ
- 大阪にしかないプログラミングスクール
- 有名Webマーケティング会社が運営
- 20代限定で就職保証あり
- カリキュラムの自由度が高くなんでも学べる
- 料金は他社と比較すると格安
バディテックですが、問題解決型という少し意識高い系のコンセプトが気になりますが「転職保証」「Web制作業界に強い」「料金が格安」ということを考えると大阪でWebデザイナーやWebエンジニアになりたい方にとってはテックエキスパートと並んで検討すべきプログラミングスクールといって過言ではありません。オンラインプログラミングスクールよりもオススメです。
基本的に筆者はRubyでのWebエンジニアで東京のWebサービス開発会社への就職をオススメすることが多いです。Rubyなら値段は高いですがテックエキスパートが一番です。
しかし、もし地元関西のWeb制作会社(WebデザイナーやPHPエンジニア・JavaScriptエンジニア)として就職(Webサービス会社は関西にはほとんどない)したい方にとってはBUDDY TECHはコスパが優れている分、ぜひ検討してみてください!
