40代・50代の中高年男性で住み込みの仕事を探している方もいると思います。
住み込みの仕事のメリットとしては、家賃が無料なので貯金しやすいことや、仕事の少ない地方から初期費用を抑えて都市部に移住することができるなどのメリットがあります。
住み込みの仕事は20代・30代では数多くの選択肢がありますが、40代・50代の中高年となると転職市場でもかなり厳しい扱いなので、住み込みの仕事選びも選択肢が少なくなってきます。
そんな悩ましい40代・50代の中高年男性の住み込みのおすすめの仕事を紹介したいと思います!
40代・50代の中高年男性が住み込みの仕事を選ぶ際のポイント
おすすめの仕事を紹介する前に、まずは40代・50代の中高年男性が住み込みに仕事を選ぶ際に中止すべきチェックポイントについて紹介しておきたいと思います。
- 給与が高いか
- 住み込みの寮はしっかりしているか
- 将来性が高いか
- 体力的に問題ないか?
給与が高いか
当然ですが給与は働く上で重視しておきたい部分の1つでしょう。時給1,000円以下だと月収20万円程度にしかなりません。これでは、なかなか貯金できませんよね。
住み込みという部分を考慮しても、時給換算すると1,300円以上になるような仕事を選んでおいた方が経済的にはオススメです。
住み込みの寮はしっかりしているか

40代・50代の男性を積極的に採用している仕事の中には「どうせ中高年のおっさんが住む場所だから」と、メンテナンスがしっかり行われてない社員寮もあります。
「ぼろい」「汚い」「エアコンなどの故障」「ゴキブリやダニがいる」など、色々あり、中高年女性向けの住み込み求人と比較すると寮のクオリティが低い傾向にあります。
寮がしっかりしていないと、働くモチベーションが下がってしまい長期的に働く気にもなりません。住み込みで雇った従業員を大事にする気がないいい加減な会社とも受け取れてしまいます。
たとえ無料の寮でも、従業員を住まわせる環境としてふさわしいモノを用意してくれる会社の方が、人材としても大事に扱ってくれる可能性が高いので、可能であれば入社前に住み込み寮の場所の情報はインターネットなどを通してリサーチしておきましょう。
また寮の中には家族と住める家族寮や夫婦で働けるカップル寮もあります。家族を連れてきて働きたい場合には家族寮がある求人に限定してみてもいいかもしれません。
将来性が高いか

40代・50代ともなると、再就職も厳しい年齢ですが、60代以降になって人生も考えて将来を設計しなければなりません。
正社員として雇ってもらえて、マネージャーなどのポジションがあったり、成績によってインセンティブをもらえるような仕事も検討したいところです。
または独立開業に向けて何か手に職がついたりビジネス人脈が広がるなどでも将来性が高い仕事と言えるでしょう。
ちなみにインセンティブというと「営業職」が真っ先に頭に浮かびますが、残念ながら住み込みの営業職は数が少ないので営業マン志望なら通勤の仕事になります。
体力的に務まる&健康保険に加入できる

一部の工場や配達などの仕事は体力的にも過酷だったりします。40代・50代ともなると体力的にも作業系の仕事はキツくなりますし、体を壊したりすると、なかなか回復しなくなるので、重労働と噂される仕事は避けておきたいところです。
どうしても住み込みの仕事はコミュニケーションスキルを必要とする職場よりも作業を必要とする仕事が中心となりますが、中高年が活躍している求人が無難です。
また、万が一体調を崩した時のことを考えて健康保険などの社会保険に加入できる会社をオススメします。
40代・50代の中高年男性におすすめの住み込みの仕事7選
以上のポイントを踏まえながら40代・50代の中高年男性におすすめの住み込みの仕事を紹介したいと思います。
- 期間工
- 飲食店
- リゾートバイト
- 新聞配達
- 学生寮・社員寮の寮長
- 農業・牧畜・水産業
- 警備員
期間工

期間工は自動車の組み立て工場で3ヶ月〜3年ほど働く有期雇用の契約社員です。期間工になるメリットとして「大手メーカー勤務で給料がかなり高い」「入社祝い金・契約満了金など福利厚生がしっかりしている」「有名企業の契約社員という身分でクレジットカードなどが作りやすい」といったメリットがあり20代・30代には非常に人気の高い職種の1つです。
年齢に少し厳しいですが、繁忙期だと40代ぐらいでも未経験からチャンスがあります。ただし期間工は今回紹介する仕事の中で最も労働環境が過酷なので、体力に自信がない方は避けた方が無難です。
期間工はメーカーや工場によって大変・少しラクなどの噂も共有されているので気になる方は応募する前にネットで調べたり期間工のエージェントに相談してから行動してみてください。ちなみに直接応募ではなく、エージェントを通した方が入社祝い金などがお得になるので一般的にアウトソーシングなどのエージェントから応募します。
契約社員ということで、いつかは辞めなければなりませんが、期間工はかなり貯金ができるので、期間工で貯めたお金を元手に自分で何かビジネスを始めたり、FXや株のトレーダーとして転身するための勉強を時間に充てたりする方も多いです。
期間工はギャンブル好きが多いので、投資の情報交換できる仲間が欲しい場合にもおすすめかもしれません。
飲食店

一部の飲食店では住み込みでアルバイトや正社員を募集していることがあります。
住み込みで飲食店の求人を募集するということで、労働環境がイマイチで通勤だと人材が集まらないブラック企業の可能性があるのが住み込み飲食店求人のデメリットの1つです。
しかし、飲食系は食事にも困らないことや、「40代以降でも正社員として就職できる可能性」「店舗責任者などに昇進しやすい」「独立・のれん分け制度」など中高年が再就職しやすい業界です。
将来自分で飲食店を開くための調理技術なども学べるので将来「独立・起業したい」といった目標を立てることができるのが飲食店で住み込みの仕事をするメリットの1つです。
リゾートバイト

最近は40代・50代の中高年がリゾートバイトを足がかりに沖縄や北海道などに地方移住をするケースも増えています。
リゾートバイトは地方のホテルや旅館、ペンションなどの宿泊施設に住み込みで働く仕事です。リゾートバイトという名前ですが、アルバイトではなく派遣社員です。派遣会社の社会保険にも加入できます。
仕事内容としては、宿泊施設での接客のようなフロント業務、調理や調理補助、裏方の雑務など幅広く募集されており、中には旅行ガイドやカメラマンなどの珍しい専門職でも住み込みリゾートバイトが募集されています。
未経験から調理技術やカメラスタッフとしての技術を学べたりするので、手に職をつけたい方や、田舎で新しいビジネスを見つけたい中高年男性の方には特にオススメとなっています。
場所によっては月20万円以上貯金することも可能で期間工と並んで貯金しやすい職業の1つです。
新聞配達
新聞配達も古くからある住み込みの仕事で、多くの40代・50代の男性スタッフが働いているのも新聞配達業界の特徴の1つです。
ただし、新聞配達が用意してくれる住み込みの寮は、築40年以上だったり、前の人の私物が残っていたり、風呂なしだったり、木造2階建てで音が響くなど様々な理由で評判が悪いです。
昭和の時代から50代・60代で再就職できない男性の最後の砦として受け皿になってきたのが新聞業界ですが、残念ながら紙の新聞の需要が今後もあるとは思えない間違いなく斜陽産業の1つです。
将来性はありませんが、とりあえず正社員という身分が欲しいという方は検討してみてもいいかもしれません。個人的には、そこまでオススメしませんので、たとえば東京に上京して就職活動するための一時的な仕事として利用してみるぐらいがいいと思います。
学生寮・社員寮の寮長

50代・60代でも始められる住み込みの仕事で奥さんと一緒に働ける仕事として人気があるのが学生寮や社員寮の寮長の仕事です。共立メンテナンス株式会社が全国の寮管理責任者を採用しています。
女性は寮母として料理担当で、男性は寮長として館内の見回りや修理業者や郵便配達などの外来者対応、事務作業など館内業務全般を担当します。感謝されることも多く学校の卒業や恋人との同棲を期に卒業していく若者から感謝される機会も多くやりがいのある仕事です。
夫婦でゆっくり働ける仕事でありながら、給与もマンション管理人よりも恵まれているので、夫婦で家族寮に入居して働きたい中高年男性は検討してみてください。
農業・牧畜・水産業

農業・牧畜・水産業では住み込みでの求人を募集しています。最近は20代の若い方でも農業バイトをきっかけに起農したりする方も多く、中高年でも農業で起業するというのは夢ではありません。
「田舎に住んでみたい」「自然の中で暮らしたい」「地方移住の足がかりにしたい」といった要望のある中高年は住み込みの農業や畜産業に参加しています。
第一次産業もリゾートバイトの1つとして取り扱われることが多く、リゾートバイト派遣会社を通して住み込みの仕事に応募することが多いです。
もちろん直接雇用で農業の住み込み求人を募集している法人も多いですが、第一次産業は零細企業も多く、労働環境がイマイチな雇用主も多いので、労働条件を事前にチェックできたり、第三者にクレームを入れることができるリゾバ派遣会社経由の方がオススメです。
警備員

中高年男性の住み込みの仕事の定番と言えば警備員をイメージする方も多いと思います。50代・60代が幅広く活躍しており、日当は8,000〜1万円程度になりあmす。
以前は労働環境も給与もイマイチでイメージの悪かった警備員業界ですが、最近は労働環境も整っている会社も増えています。深刻な人材不足な影響もあって住み込み寮ありで求人募集している警備員会社も多いです。
特に専門スキルが身につく訳ではありませんが、中高年男性でも就職難易度は易しいので、とにかくどこかに就職したい場合には検討してみてもいいかもしれません。
まとめ
- 期間工
- 飲食店
- リゾートバイト
- 新聞配達
- 学生寮・社員寮の寮長
- 農業・牧畜・水産業
- 警備員
以上40代・50代の中高年男性におすすめの住み込みの仕事でした。「住み込み」という条件となると、たとえ若くても、あまり良い仕事は見つかららず、中高年にはなかなか厳しい求人が多いです。
しかし中高年でも人材不足の時期を狙っての「期間工」は金銭的に破格の待遇であることと、「リゾートバイト」は「貯金しやすい」「ご飯が美味しい」「旅行気分」など色々とメリットがあるので、特にオススメなのはこの2職種になります。
どちらも直接応募するよりも派遣会社を通した方が待遇が良くなるケースが多いですし、住み込みの求人はブラック企業も多いので、なるべく誰かに助けを求めることができる雇用形態で応募することをオススメします。